大学に籍を置き研究を行っています。
日本の伝統文化を健康心理学的見地から見直す研究、およびアロマコラージュ療法、瞑想、アロマセラピーなど補完代替療法の効果を検討する研究を行っています。
研究成果にもとづき、問題や困難を抱えた方々への支援活動にも積極的に取り組んでいます。
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2014年度に引き続き、今年度も日本健康心理学会研究部会に認定されました。
◆不登校児童生徒に対する感覚的アプローチを用いた支援研究部会
日本健康心理学会第28回大会(9月5日(土)・6日(日)桜美林大学)において、アロマコラージュ療法、およびコラージュ療法について発表を行いました。
●アロマコラージュ療法で創作した作品鑑賞によるストレスへの効果(個人研究)
●コラージュの見方・解釈に関する基礎的研究(共同研究)
●<シンポジウム>健康心理学の研究成果を活用した実践の展開 (パネリストとしてアロマセラピーによる不登校支援について発表)
開発者が代表を務める共同研究が研究助成に採択されました。
大学コンソーシアムとちぎ・平成27年度大学を超えた共同研究支援事業
「栃木産しょうがを用いた精油の製造、および心理学的・医学的効果の検討」
獨協医科大学神経内科医師との共同研究。遠藤食品株式会社協力。
『アロマテラピー学雑誌』15(1)に論文が3本掲載されました。
(レフリー付・原著論文)
①「アロマコラージュ療法で制作したフレグランスによる心理・社会・身体的効果」『アロマテラピー学雑誌』15(1), 39-53 (2015)(単著)
②「片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果」63-67頁(共著)
③「芳香浴環境下、自宅で実施する睡眠の質評価の試み」32-38頁(共著)
2010年度より教育委員会と連携して行っているアロマコラージュ療法、アロマセラピーを用いた不登校支援に関連した研究集会を開催しました。
2010年度以降、教育委員会と連携し不登校支援を行っています。
大学生たちと適応指導教室を訪問し、不登校児童生徒や教室スタッフを対象にアロマコラージュ療法などアロマセラピーによる支援活動を行っています。
アロマコラージュ療法の開発者が編著者を務めた1冊。
編者として、各感覚に独自の方法でアプローチし、効果を検証し、臨床の現場や一般の方々へのケアに役立てている研究を1冊にまとめました。
心理学、医学、工学、舞踊学など各分野の研究者が寄稿しています。
またアロマコラージュ療法の開発者自身が、人間にとっての感覚の意味、アロマコラージュ療法の意義や研究成果、感覚にアプローチすることの意義と「感覚療法」の提唱について執筆しています。
◆福島明子編著『感覚療法への招待』風間書房
※学術書です。平易な表現を心がけましたが専門的内容です。
一般の方々には一部読みにくい部分が含まれます。
フィールドワークを手法とする心理学研究を紹介した本。
「祭りとヘルスケア」の章を分担執筆しました。
◆大橋英寿・細江達郎編著『社会心理学特論――発達・臨床との接点を求めて』日本放送出版協会
※放送大学のテキストです。
人はなぜ遍路を歩くのか。
自ら43日間かけて八十八カ所を踏破し、結願後に同行のお遍路さんたちを訪ねインタビューし、さらに徳島や愛媛でお接待しながらお遍路さんたちにインタビューした成果をまとめた本。
徹底したフィールドワークにもとづき、心理学的見地から四国遍路の現代的意義を考察しています。
※一般の方々向けの本です。全編をとおして平易な表現で書かれています。
宮崎県高千穂町に古くから伝わる国指定重要無形民俗文化財、高千穂の夜神楽。
高千穂町に2シーズン、半年間暮らしながら村から村へと歩き、神楽の稽古や祭り準備を見学し、ホシャドン(舞い手)やその家族、村人、観光客などにインタビューし、週末ごとに行われる夜神楽を見学。膨大なデータを収集しました。
参与観察、インタビュー、質問紙調査を駆使し、徹底したフィールドワークをもとに個人にとっての高千穂夜神楽の心理学的意義を考察しています。
◆福島明子著 2003『高千穂夜神楽の健康心理学的研究――神と人のヘルスケア・システム』風間書房
※博士論文として執筆された学術書です。
統計を用いた部分は一般の方々には読みにくいと思われます。
エスノグラフィ(参与観察、インタビューをもとに書かれた)部分については一般の方々にも十分にお読みいただける内容です。
●アロマテラピーが自然に対するイメージ・意識、環境意識に及ぼす影響
アロマテラピー学雑誌、10, 1, 1-16,2010(共著)(レフリー付)
●精油を用いたアートセラピー「アロマコラージュ療法」の開発――フレグランスおよびコラージュ作品の検討、
アロマテラピー学雑誌,11(1),25-40、2011(単著)(レフリー付)
●アロマコラージュ療法を複数回実施することによる作品および心理社会的変化,
アロマテラピー学雑誌、12(1),50-65,2012(単著)(レフリー付)
●20種の精油の微生物に対する制菌効果,アロマテラピー学雑誌,21(1),66-78、2012(共著)(レフリー付)
NEW!
●アロマコラージュ療法で制作したフレグランスによる心理・社会・身体的効果,
アロマテラピー学雑誌,15(1),39-53,2015(単著)(レフリー付)
NEW!
●芳香浴環境下、自宅で実施する睡眠の質評価の試み-客観的評価(睡眠脳波),
主観評価(POMS・VAS),アロマテラピー学雑誌,15(1),32-38,2015(共著)(レフリー付)
NEW!
●片頭痛患者におけるアロマテラピーの効果,アロマテラピー学雑誌,15(1),63-67,
2015(共著)(レフリー付)※機関誌『AEAJ』で紹介されました。詳しくはこちら
その他学会発表多数。
●高千穂夜神楽伝承者を惹きつける神楽保存会の集団的魅力
民俗芸能研究、30、16-49、2000(単著)
●高千穂夜神楽にみる抑うつと活動の変化
――ベック抑うつ尺度(BDI)と快適活動スケジュール(PES)
民族衛生、66(5)、202-215、2000(単著)
●Underlying Psychological Benefits of the Festival, Takachiho-yokagura,Japanese Health
Psychology, 8, 1-14, 2000(単著)
●歩き遍路のヘルスケア効果――健康心理学的観点からみた遍路の魅力
保健の科学、46(7)、510-515(単著)
●遍路の意味空間と体験過程
お茶の水女子大学人間文化創成科学論叢、9、399-409、2007(単著)
●当番町住民の意識にみる山あげ祭の変遷
お茶の水女子大学人間文化創成科学論叢、10、284-296、2008(単著)
●茨城県における十五夜の習俗・月見ドロボーの実際と心理社会的意義
子どもの文化、10、69-80、2008(単著)
●Gratitude and regret towards nature:
Relationships to proenvironmental intent in university students from Japan,
Social Behavior and Personality, 38(9),993-1008, 2010(共著)
その他、論文・学会発表多数。
科学研究費補助金、および民間団体の研究助成金を受けながら研究を進めています。
平成10年度 |
明治生命厚生事業団 健康文化研究助成 「祭りと地域のクォリティ・オブ・ライフ」 |
個人研究 |
平成11年度 |
猿田彦大神フォーラム未来の精神文化研究助成 「猿田彦大神がいざなう高千穂夜神楽の世界 ――舞い手、神楽宿、見物人の視点をとおして」 |
個人研究 |
平成12年度 |
科学研究費補助金研究成果公開促進費 「高千穂夜神楽の健康心理学的研究 ――神と人のヘルスケア・システム」 |
個人研究 |
平成16~ 平成18年度 |
科学研究費補助金基盤研究C 「ライフストーリーを用いた四国遍路の変遷 および健康心理学的研究」 |
個人研究 |
平成18~ 平成20年度 |
科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究 「自然に対する感謝感情の日本-タイ比較研究」 |
共同研究 分担 |
平成23~ 平成24年度 |
大学コンソーシアムとちぎ・大学を超えた共同研究支援事業 「メディカルハーブが片頭痛患者のリラクゼーションに 及ぼす効果」 |
獨協医科大学との 共同研究 代表 |
平成24年度
|
公益社団法人日本アロマ環境協会 研究助成金 「片頭痛患者に対するアロマテラピーの効果」 |
獨協医科大学との 共同研究 分担 |
平成23~ 平成25年度
|
科学研究費研究助成事業挑戦的萌芽研究 「香りを用いた芸術療法アロマコラージュ療法の開発 および効果の検討」 |
個人研究 |
平成26~ 平成27年度 |
日本健康心理学会研究集会等助成金 「不登校児童生徒に対する感覚的アプローチを用いた支援 研究部会」 |
教育委員会との 共同研究 代表 |
平成27年度 |
大学コンソーシアムとちぎ・大学を超えた共同研究支援事業 「栃木産しょうがを用いた精油の製造、および心理学的・ 医学的効果の検討」 |
獨協医科大学との 共同研究 遠藤食品(株)協力 代表 |